2022年 (令和4年) 12月28日 |
電気用品の技術上の基準を定める省令の解釈の一部が改正されました。 (1)改正概要 ・リチウムイオン蓄電池の基準としては古い技術基準解釈の別表第九では、 各電池ブロックの電圧監視について明示的に求めておらず、過充電による 発火事故を引き起こす懸念あり。このため、リチウムイオン蓄電池に係る 技術基準解釈別表第九を最新の国際規格に対応した別表第十二の整合規格に 一本化するための改正を行う。 ・また、リチウムイオン蓄電池に係る例外承認の審査基準は、今般改正される 技術基準解釈別表第九(3.(11)(12)を除く)を引用しているところ、改正前 の審査基準を据え置くための改正を行う。 (2)改正内容 リチウムイオン蓄電池の過充電による発火事故防止のため、各電池ブロックの 電圧監視にかかる要求事項が明示的にない別表第九を最新の国際規格に対応 した別表第十二の整合規格に一本化する. 改正・施行:2022年12月28日 ただし、技術基準解釈については、施行日から2年間は、なお従前の例による ことができる。 詳細は経済産業省のホームページをご参照ください。(https://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/) |
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2022年 (令和4年) 8月31日 |
電気用品の技術上の基準を定める省令の解釈の一部が改正されました。 (第113回本委員会での審議提案案件) (1)改正概要 ・解釈別表第十において、電気用品の電波雑音の強さの許容値について規定 しているが、照明器具について放射電磁妨害波に関する規定が無いため、 照明器具が発する電波雑音に起因する通信障害対策が十分とれないおそれが あり、今般、電波雑音の強さに係る国際的な技術動向を反映させるための の見直し・改正を行う。 ・解釈別表第十二において、国際規格に準拠した規格として、技術基準省令に 整合する公的規格を整合規格として示しているが、今般、迅速に最新の 国際的な技術動向を反映させるため、既に採用済みのJISの最新版への 見直し・改正を行う。 (2)改正内容 【別表第十】 LED ランプにかかる電波雑音については、国際的な技術動向を反映させる ための改正を令和3年12月末に行ったところであるが、今回、他の照明器具 についても、国際規格であるCISPR に準拠するための同様の見直し・改正 を行う。 【別表第十二】 ・採用済みの国際規格(IEC 規格)に準拠したJISを、最新のJISに 置き換える改正を行う:8規格 ・改正に伴う3年間の猶予期間が終了したJISについては削除する:16規格 改正・施行:2022年8月31日 ただし、改正から3年間は、なお従前の例によることができるものとする。 詳細は経済産業省のホームページをご参照ください。(https://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/) |
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2022年 (令和4年) 4月1日 |
電気用品の技術上の基準を定める省令の解釈の一部(整合規格の採用)が 改正されました。(第112回本委員会での審議提案案件) (1)改正方針 国際規格(IEC規格)に準拠したJIS等の規格・基準を取り入れる ことで、より一層の国際整合化を図るよう現行規格を改正する。 (2)改正する規格の数:4規格 ①採用済のIEC規格に準拠したJISを、より新しい版に 置き換えるもの:2規格 ②未採用のJISを、新たに採用するもの:2規格 (3)猶予期間経過により削除する規格の数:0規格 改正・施行:2022年4月1日 ただし、改正から3年間は、なお置き換える前のJIS規格によること ができるものとする。 詳細は経済産業省のホームページをご参照ください。(https://www.meti.go.jp/policy/consumer/seian/denan/) |
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